上田市立博物館(上田城跡公園内)
Ueda City Museum (Ueda Castle Ruins Park)
概要
博物館と上田城の概要
上田市立博物館は、天正11年(1583年)に真田昌幸が築城した上田城の跡地(上田城跡公園)内に位置し、真田氏をはじめとする上田地方の歴史・文化・民俗を総合的に展示する博物館である。上田城は徳川家康の大軍を二度にわたって撃退した「真田の城」として名高く、第一次上田合戦(1585年)と第二次上田合戦(1600年)での真田昌幸の卓越した戦略は、日本の城郭史・軍事史において特筆すべき功績として後世に語り継がれている。博物館の展示は、この真田氏の歴史を核心に置きながら、上田藩(仙石氏・松平氏)の時代も含めた約400年の歴史を網羅している。
真田氏の刀剣と武具
本館最大の見どころは、真田家ゆかりの刀剣・甲冑・武具のコレクションである。真田昌幸・幸村(信繁)・信之の三父子は、日本の戦国史上最も伝説的な武将ファミリーのひとつとして、現代においても絶大な人気を誇る。特に真田幸村(信繁)は大坂夏の陣(1615年)において豊臣方の武将として徳川家康の本陣に迫る壮絶な戦いを展開し、「日本一の兵(つわもの)」と称えられた。博物館には真田家伝来の太刀・脇差・槍・甲冑などの貴重な遺品が収蔵・展示されており、六文銭の家紋を持つ甲冑や赤備えの武具は訪問者の目を釘付けにする。
真田十勇士と忍者文化
上田・沼田に根を張った真田氏は、忍者(草の者)の活用でも知られており、猿飛佐助・霧隠才蔵ら「真田十勇士」の伝説は江戸時代から庶民の間で広く親しまれてきた。博物館には忍者の武器・道具に関する展示もあり、刀剣と忍術の関係についても触れることができる。真田幸村の兜(六文銭前立て)の復元品や赤備えの甲冑復元品も展示されており、戦国ロマンを存分に感じさせてくれる。
上田城跡と周辺観光
博物館の周農には上田城の東虎口櫓門(長野県宝)・南櫓・北櫓が現存し、春には約1,000本の桜が咲き誇る「日本さくら名所100選」に選ばれた名所でもある。上田の街には別所温泉(長野県最古の温泉)・信州の鎌倉とも呼ばれる塩田平(国宝・前山寺三重塔など)などの観光スポットも充実。東京・上野方面からは北陸新幹線「上田駅」まで約1時間20分と首都圏から日帰り可能な距離にある。
見どころ
- 真田家伝来の刀剣・甲冑・武具──真田昌幸・幸村(信繁)・信之ゆかりの太刀・脇差・槍・甲冑。六文銭の家紋と赤備えは戦国武将ファンに絶大な人気
- 真田幸村(信繁)関連の遺品展示──大坂夏の陣で「日本一の兵」と称えられた幸村の兜(六文銭前立て)復元品と武具。戦国最後の英雄の生き様を伝える
- 第一次・第二次上田合戦の史料──徳川大軍を二度撃退した真田昌幸の戦略を示す古文書・絵図・武具。日本城郭史・軍事史上に輝く奇跡的勝利の証拠
- 上田城跡・東虎口櫓門と桜──現存する東虎口櫓門(長野県宝)・南北二基の櫓。春には日本さくら名所100選の桜約1,000本が咲き誇り、城と桜の絶景を楽しめる
- 北陸新幹線「上田駅」から徒歩圏内──東京・上野から約1時間20分でアクセス。別所温泉・塩田平(信州の鎌倉)との組み合わせで充実した一日旅が実現
※開館時間・展示内容は変更される場合があります。訪問前に公式サイトをご確認ください。
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